もう一生会うことのない人たち

一般に20歳を過ぎた辺りから、正確には成人の日を過ぎると一生会えない人が増えてきます。単純に会う機会が減るからですね。

 

自分の行動範囲や環境が変わる度に会えない人は増えていきます。学生生活を共にした人たちと会わなくなると言うのは、悲しいですが仕方のないことです。

 

会えなくなる理由の1つは連絡手段が途絶えること。LINE等を交換していてもアカウントが変わったりすることで途絶えます。なのでアカウントを変える度ちまちま移行を行っていけば連絡手段は途絶えません。

そもそも最後に別れる時に最新の連絡手段が取れていなければそこでおしまいですが

 

会えなくなる理由に死亡というのがあります。当然、死んでしまっては会うことが出来ません。これは予測できず急なことが大多数なので、どうしようもありません。昨日話していた相手も、明日には死んでいる可能性があります。

年齢が重なるにつれて、死亡による別れというのは増えていきます。

 

最初に、成人の日を超えると会えない人が増えると書きましたが、一番増えるタイミングは仕事始めです。自分が忙しく、かつ相手も忙しくなり、お互い新しい環境のほうに優先されてしまうからです。同じ理由で転勤した場合でも同様のことが起こり得ます。

なので、高校卒業ないしは大学卒業時に一生会えなくなる人がどっと増えるわけです。同期はまだしも後輩やら講師と会う機会は本当に減ることでしょう。

 

 

一生会えないとなったとき、どうなるのか。自分はその人のことを忘れてしまうのでしょうか。

 

いいえ、逆に忘れることが出来なくなります。会えることがわかっている人は、例え忘れたところで会うことで思い出すことが出来ますが、会えないとわかった人に関しては忘れた時に思い出す要素が無くなるので忘れることが出来ないのですね。

 

これから一生会えないとわからず別れる人もいるでしょう。そういう人は無意識に忘れてしまうかもしれません。または、忘れたことも覚えて無くてその人と過ごした日々でさえ思い出すことができなくなるかもしれません。それはきっと自分にとってどうでもいい人だった、ということも言えるのでしょう。なんだか悲しい話です。

 

 

思い出を共にした学生時代の友達も、家族も、過ごした日々とは真逆に会えなくなるのはほぼ一瞬です。失って気づくその人の大切さと言う言葉もある通り、周りの人々への関わりを大切にしたいものです。

 

 

なんでこんな記事書こうと思ったのかすっかり忘れたけど、終わります。