回避性愛着障害
「卒業式で泣いたことがない」
「親友と呼べる人が極僅かまたはゼロ」
「人が多いところを自然と避けている」
1つでも当てはまればこの記事を読みましょう、当てはまらなくても少しは読んでほしいなぁ
愛着障害とは?
そもそも愛着障害って何?って人が多いと思いますので紹介しておくと、例えるなら「感染しない心のエイズ」みたいなもんだと思っといて下さい。
つまり、心の免疫力が低下する一因です。
愛着障害がトリガーになって単極性うつだったり双極性うつだったり色々な心の病気を起こしてしまいます。
なんと日本人の3人に1人が愛着障害なんだそうで。
自分がどの愛着スタイルなのか知りたい方は
愛着スタイル診断テスト(外部リンク)
回避性愛着障害の特徴
その中でも多いタイプである「回避性愛着障害」をこの記事では解説します。
ざっくり言うと「人と親密な関係になるのを避ける」タイプです。
なので、人に自分の心の内を話すことはないし、人から好意や親しみを示されてもそっけなく対応してしまいます。ま、名前の通り人間関係を回避してしまうんです。
そのため、人といるときよりも独りでいるほうが気が楽だし楽しい人が多い。
人の暖かさとか優しさというものに一切関与しない。
人と付き合えと言われたら出来なくはないが、とにかく苦痛。
回避性愛着障害の人からしたら持続する親密な関係はとても面倒であります。
親密な信頼関係を作りたくないがために、感情を表に出しません。
信頼関係が希薄なので、人と別れる時にも何も思いません。
喜怒哀楽を人と共有することもなく、更にはなんで卒業式で泣くのか一切理解できない。ちなみに、僕はなんで人が葬式で泣くのか理解できない。
回避性愛着障害の人はプレッシャーに弱い。責任を負うことが本当に苦痛なので、なるべく自分に責任が発生することは避けて通ります。
とにかく自分の世界を自由に生きたいので就職が苦手だったりします。僕はまじで就活がしたくない。
責任が発生するのを避けるので、親密な信頼関係は作りません。
愛着障害の原因
愛着障害の原因は幼少期の環境にあります。
ところで、自分に愛情を注ぐ最初の人って誰でしょうか?
普通の人は親になります。
原因はここにあります。
普通に生きて普通に育ってればなんてことないのです。
愛着障害の大部分の原因は虐待や肉親との死別、育児放棄、家庭内トラブルになります。
基本的に子供の頃に受けられるはずである愛情を受けられなかったことが原因です。
もちろん例外もあります。
愛着障害の治療
心の病気の温床となってるからには治療しなくてはいけません。
原因がわかればそれに対して処置をすればいいのです。
つまるところ、「子供の頃に受けられなかった愛情を受ければいい」らしいです。
でも、どうやってそんなこと実現すればいいのかと言うと
・親と和解する
・慢性的に不足している愛情を注いでくれる人を確保する
・嫌な記憶と対面して吐き出す
原因によって対応は様々になりますが、なにせ大変なのがこれを受け止めてくれる存在が必要なことです。
僕が言うのもあれだけど、無理でしょそれ。
諦めが早いのも回避性愛着障害の特徴なのですが、そもそも親密な信頼関係を作りたがらないのに、ちゃんと自分を理解してくれる人がいるわけ無かろうに、と当事者は思ってしまうわけです。
だから少しでも愛着障害について知っていただけると色んな人が助かると思います。
まずは当事者もそうでない人も知るところから、なのでこの記事を書いてます。